名前が似ているタウンメールとタウンプラスは違うの?
タウンメールとタウンプラスの2つは、宛名のいらない郵便局のポスティングサービスとして知られています。似たような名称であることから「タウンメールとタウンプラスは同じような名前だけれどどう違う?」「それぞれの特徴が知りたい」と思っている方もいることでしょう。
このページでは、タウンメールとタウンプラスの違いや特徴を詳しく紹介しています。
タウンメールとは?
タウンメールとは、指定したすべてのエリアの家に郵便スタッフが郵便物を配送するサービスのことです。定形・定形外の手紙郵便物のみ配送可能であり、顧客リストが不要で、指定配送地域などの場所に配達してもらえます。そして配達区画を丁目などの単位で指定できる点も魅力でしょう。
タウンプラスとは?
タウンプラスは、タウンメールの配送サービスの範囲を広げたものです。タウンメールでは配送困難な荷物が配送可能だったり、配送する地域内のマンションなど決められたカテゴリーに配送できるのが大きな特徴です。
各顧客リストからなる宛名指定をしなくてよいため、マーケティングでは、ある特定の地域に広く知らせる場合や、ポスティングではカバーしきれない範囲の広告に適してると考えられます。
ポスティングでカバーできる範囲の広さと、ダイレクトメールのアプローチ力というメリットを活かせるのが魅力です。
タウンメールとタウンプラスに違いを比較
ここでは、この2つにどのような違いがあるのか詳しく比較していきますので、チェックしてみましょう。
料金体系と1通あたりの料金の違い
タウンメールにおける1通当たりの料金は配達物の重さによって決められています。
指定の料金が発生するとされており、以下の通りに決まっています。
- 25gまでは57円
- 26~50gまでは67円
- 51~100gまでは81円
タウンプラスは配送する戸数や形などの条件によって変わるのですが、1通29~56円ほどとなっているのです。
参照元:土山印刷株式会社公式サイト配達日数の違い
配送日数ですが、タウンメールは通常かかる郵便日数に3日ほど加算されるのが特徴だと言われています。タウンプラスは、5〜7日ほど通常の郵便の日数よりもかかるとされています。
参照元:土山印刷株式会社公式サイト差出個数の最低値の違い
タウンプラスは、まったく同じ形でありなおかつ重さのものを同じタイミングで出す場合、最低差出個数は500通となっています。裏を返せば、同じの形と重さで、同時に出すなら、印刷する内容が変わっても問題ないということです。ハガキを2パターン作成し、A/Bテストを実施するなどという用途にも使えます。
タウンメールは指定したエリアにあるすべての家に郵便局スタッフが郵便物を配達するため、基本的にエリア別で差出個数の最低値が変わってきます。
郵便物表面に表記の違い
タウンメールは、配達する地域の指定をして郵便物の宛名欄に記載します。タウンプラスの場合、タウンプラスと書く必要があるのが特徴的。なお差出人情報は必要ですが、それぞれの宛名は書かなくてもよいです。
差出方法と差出郵便局の違い
タウンメールは郵便番号ごとに分けて配達郵便局に出しましょう。タウンプラスは、配達地域区分局へ差出も可能だとされています。
差出郵便局は、差出方法によります。結局のところ、タウンメールの場合、町丁目などの単位すべての家に配達するための郵便局が差出郵便局です。タウンプラスなら、配達郵便局が受け持っている配達地域区分局と配達地域区分局内の他局が差出郵便局となっているのです。
準備期間と事前申請の違い
タウンメールを準備する期間については3~5日ほどだと言われています。タウンプラスの準備に要する期間は、郵便局との相談もあわせて2週間ほどかかるとされているのです。
2022年現在、タウンメールは事前に申請する必要がありません。どこの地域にどのくらい配送するか、まとめた配達地域指定郵便物差出表を郵便局へ出すことによって配送されます。
一方、荷物など郵送可能だと言われているタウンプラスは、郵便局へ事前に申請して相談をしなければなりません。その際、差出計画書と郵便物差出内訳表の提出が必須だという点も特徴です。
タウンプラスにだけあるセグメント指定
タウンプラスには、セグメント指定と呼ばれるものがあります。これは、年齢や性別、マンション指定、建物の種類など国税調査を根拠とした細かいターゲット指定を実施することを指します。配送したい対象をより細かく絞ることによって、より効果的な反応が期待できることでしょう。
タウンメールとタウンプラスを利用する場合の流れ
この2つのサービスを活用する場合、どのような流れなのか気になる方もいることでしょう。ここでは、利用する場合の流れについて詳しく説明してきます。
配布地域を決める
通常のポスティングと同じで、ターゲティングと呼ばれる、配布する地域を絞り込みを実施します。郵便局で事前に、配達可能箇所について相談可能なので、活用するのがおすすめです。配達可能箇所が発行部数になるため、どのエリアにどのくらい配布すればよいかという計画立案にも役立つでしょう。
広告の計画に沿った地域を選んで配送地域の絞り込みを実施すると、無駄なく配布を行えます。その結果、コストを抑えられたり効果的な販促活動に繋がったりするのです。
DM(ダイレクトメール)を作成する
ターゲットを選定したら、伝えたいことなどを決めて配布する印刷物を作ります。確実に投函されることがわかっていることから、ポスティングチラシではできない工夫ができるなどダイレクトメールのノウハウを活かせるでしょう。
しかし、いくらポストに入ることが確実だからといって、手に取ったときに「これは読まなくてもよい」と判断されてしまっては残念です。
ですので、顧客に興味を持ってもらうほか、視覚に強く訴えかけたり、サービスや商品を利用したいと思わせる工夫を施したりすることが大切です。タウンプラスを用いるケースでは、サンプルを一緒に梱包するのもおすすめです。
タウンメールとタウンプラスのどちらにするのか決める
ダイレクトメールのレイアウトやデザインを決め、どのようなプロモーションを実施するか決定します。そして配布する予定のものはタウンメールがよいのか、それともタウンプラスを用いた方が有効なのか比較して区分を決めるのです。
ポスティングなどのように広範囲へスピーディーに届けたい場合は、タウンメールを活用するとよいでしょう。タウンメールなら準備期間が短縮でき、配送日数もかからないのがメリットです。はがきタイプものや定形郵便の封筒に入るほどの軽量サンプルを同じ荷物に梱包させる場合は、タウンメールを用いるとよいでしょう。
一方、はがきタイプのものではなく、工夫を凝らされた大きめの配布物を届けたい場合、タウンプラスを活用するのがおすすめです。このケースでは、事前に郵便局と相談をしておくと、配送がスムーズに進みやすいです。
どのような層にどのくらい届けるのかなど、配布計画やコストの面から検討することも重要だと言えます。
郵便局か分局に預ける
印刷物を作成後、タウンメールかタウンプラスのどちらにするのか決まったら、印刷物を郵便局へ預ける手続きに入ります。タウンメールにする場合は配達郵便局へ、タウンプラスなら配達郵便局や配達地域区分局および配達地域区分局内の他局へ提出しましょう。
提出時には、達地域指定郵便物差出票と呼ばれる書類の記入を行います。この書類の項目は、重量や通数、料金などから構成されています。タウンメールは相談など事前準備が不要だとされていますが、あらかじめ計算しておくと便利です。
ポスティングサービスと何が違う?
特定の地域や建物に印刷物をおくる方法には、ポスティングと呼ばれるものがあります。ここでは、ポスティングと比べてどのような違いがあるのか詳しく説明していきます。
配達する人が違う
ポスティングとの大きな違いには、配達する人が異なる点が挙げられます。近頃、ポスティングははやい速度で成長を続けている産業だと言われています。配達を引き受ける企業によっては、どうしても経験不足などが原因のクレームが発生するリスクが高いと言われているのです。
しかし、タウンメールやタウンプラスの配達を行っているのは配達に関する知識や経験を有している郵便局員です。そのため誤って配送してしまう可能性が低く、信頼性が高いと言われています。
配達方法が違う
ポスティングと同じで、タウンメールやタウンプラスもポストへ届けられます。ただし、郵便局員が配送を担当しているなら郵便局の通常配送業務と並行して行われていて、他の郵便物と同じように、自然な形式で広告物を配布してもらえるのです。
以上のことより、タウンメールとタウンプラスを用いたケースとポスティングと比べてみると、「ポストの中にチラシだけが入っていた」という状況よりも、受け手のストレスは低いことが考えられます。
法的な権利が違う
ポスティングをするうえで障害になってしまうのは、配達拒否をされてしまうことです。レイアウトを工夫したりお得な情報が記載されたりしていても、配る段階になって届かない可能性もあるのです。その他には、悪質なポスティング業者の場合、配達拒否をされていたとしても敷地に侵入することによって近隣住民とトラブルを起こすこともあると言われています。
その一方、郵便局員は郵便法という法律によって、ポストのある敷地へ届けることを許可されているのです。その結果、配達拒否される割合が減るため、その分相手に届けられると考えられます。
タウンメールとタウンプラスを上手に使い分けよう
タウンメールとは、指定したエリアにあるすべての家に郵便局員が郵便物を配送するサービスのことであり、タウンプラスは、タウンメールの配送サービスの範囲を広げたものです。
少量を配りたかったり特定のエリアを対象にしたりする場合はタウンメールを使うのがおすすめです。大量を配りたかったり広い範囲の地域を対象にしたりするケースならタウンプラスがよいでしょう。
それぞれの特徴を把握したうえでタウンメールとタウンプラスを上手に使い分けるようにするのがおすすめですが、発送方法に迷った場合、DM発送をしている会社に相談するとよいでしょう。
「オンライン」「メーリングサービス」「ダイレクトマーケティング」それぞれにおいて、おすすめの企業を1社紹介します。 DM発送を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

引用元:公式HP
https://dm.raksul.com/
嬉しい値段設定
●やり取り回数を減らし
翌日発送

引用元:公式HP
https://www.adotsu.co.jp/dist/
顧客の要望に柔軟に対応
●数万~数十万の
DM発送が可能

引用元:公式HP
https://www.fusion.co.jp/fumi
●第三者から評価を受けるクリエイティブ力