ARを活用したDMとは

「動くDM」として、ARを活用したDMが注目されています。紙媒体のDMよりもさらに多くの情報を伝えることができ、開封率アップも期待できるのがARを活用したDMです。さらに通常のDMと同じ料金で送付できることから、費用対効果も高さも期待できるDM媒体であると言えます。

ARとは

まず「AR」とは、「Augmented Reality(アグメンティッド・リアリティ)」の略称のことです。「拡張現実」とも呼ばれます。現実にある世界を読み取って、仮想空間に拡張し、VRやMRなどと近い感覚を与える技術です。

スマートフォンやスマートグラスで現実世界を見たときに、CG画像が重なって、さも現実世界の中に空想の映像が浮かび上がっているような感覚に陥る仕組みを持っているものがあります。それが「AR」です。

ARとQRコードの違い

ARを体験するには、「ARマーカー」と呼ばれる画像が必要です。「ARマーカー」は「QRコード」と似ていますが、読み取れる情報量に違いがあります。QRコードはウェブサイトを表示させるためのものですが、ARマーカーは文字・画像・動画・3DCG・音楽など、さまざまなコンテンツを表示可能です。

また認識するためのカメラも違い、ARマーカーを読み取るには「ARカメラ」が必要となります。QRコードは白と黒で構成されていますが、ARマーカーな写真やイラストで表示されていても読み取れることも違いのひとつです。

DMにARを活用するメリット

紙媒体以上の情報量を与えられる

DMにARを活用すると、紙媒体以上の情報量を顧客に伝えられることが大きなメリットです。紙媒体では写真しか掲載できません。しかしARマーカーを掲載しておけば、動画や音楽などを使って、商品・サービスの情報をより多く伝えられるようになります。

ARマーカーから表示できる情報は、360°自由自在に動かせるパノラマコンテンツです。写真だけでは魅力が伝わりにくい商品・サービスのアピールに適しているでしょう。

開封率が高まる

ARマーカーが記載されたDMは、開封率が高い傾向があります。現時点ではARマーカーを掲載したDMが少ないためだと考えられますが、DMを受け取った顧客が関心を示してくれる率が高くなると考えられます。

以前はARマーカーを読み取るにはアプリが必要でしたが、最近ではアプリのダウンロードが不要のタイプも現れてきています。このタイプであればスマホのカメラさえ使えれば誰でも読み取れるため、より多くのターゲット層にアプローチしやすいはずです。

費用対効果が高い

DMにARを活用するメリットとして、費用対効果が高くなることもあげられます。ARマーカーを掲載したDMは、通常のDMと同じ料金で送付可能です。はがきであれば、通常のはがきと同じ料金で送付できます。

しかしはがきで写真と文章だけを送付したときと、ARマーカーも添えて送付したときとでは、顧客のレスポンスは変わるはずです。DMを送付するのであれば、より開封率・費用対効果ともに高いものを送付したいと思われるでしょう。その要望に対して、ARマーカー掲載のDMは検討しておきたい形態だといえます。

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