DMで視線誘導を活用する方法とは
DMのコツとして「視線誘導」と呼ばれる技法があります。視線誘導には一定の法則があるため、マスターすればより効果的なDMの反響が叶うかもしれません。この記事ではDMで視線誘導を活用するための方法とコツについて解説します。
視線誘導とは
視線誘導とは、人における自然な視線の動きを活用して、誘導するようにさせる手法のことです。
文章を読むときに目は、日本語の縦書き文章であれば、自然と右上から左下へと読む動きをします。横書きであれば左上から右下へと読み進めるでしょう。この自然な動きを活用するのが「視線誘導」と呼ばれるものです。
DMで活用できるようになれば、情報をより効率的に伝えやすくなります。
DMで活用できる視線誘導の法則
Z型
「Z型」と呼ばれる視線誘導は、左上から右下に向けて、「Z」の形を描くように視線を動かせるデザインを形成することです。横書きの文章ではZ型が基本となるでしょう。
文章を詳しく読ませるのではなく、短時間で情報全体をくまなく把握させたいときに適しています。
N型
縦書きの文章の際に活用されるのが「N型」です。右上から左下に向けて読み進めるタイプのデザインで、「N」のように視線が動くと考えればわかりやすくなります。新聞のレイアウトが代表的です。
高齢の方はN型の読み方に慣れているので、年齢層が高い商品・サービスのDMを作成するときに使ってみてください。
F型
「F型」は基本的には左から右へと一直線に読み、1行ごとに上から下へと流れていくデザインのことです。
Z型との違いは、情報量の多さと情報への理解度です。F型の方が情報をじっくりと読ませる意図があり、ブログやECサイトの説明書きではF型が採用されることがほとんどとなります。
その他DMで活用できる視線誘導のコツ
グーテンベルク・ダイアログ
「グーテンベルク・ダイアログ」はDM紙面を縦横で4つのブロックにわける手法です。
横書きの場合、視線は左上から右下に流れていきます。その視線の動きを利用して、より閲覧率を高めたい内容を左上と右下に設置します。その他の2ブロックには、補足的な情報を掲載すると効果的です。
見出しをつけて視線を引き付ける
DMにおける視線誘導でよく活用される手法が、見出しをつけるというものです。人の視線はまず、大きいものを見つけます。そしてその後に小さいものを見ようとするため、見出しをつけると閲覧者の注意を引き付けやすく、見出し以下の内容の閲覧率が高まる傾向があります。
DMで視線誘導を活用しよう!
効率的なDMを作成するには、「視線誘導」の手法を取り入れたいものです。人の視線の動きには一定の法則があり、動きを活用することでより届けたい情報へと視線を誘導できるようになります。
今回の内容を参考にしながら、情報の届け方に緩急を付けてみると集客率が高まるかもしれません。
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