DM発送における名寄せとは
DM発送前に行うべき準備のひとつとして「名寄せ」があります。この記事ではなぜDM発送において名寄せが重要だとされるのか、実際に行うための方法とともに解説します。
DM発送前に名寄せが必要な理由
DM発送前に名寄せが必要とされるのは、ミスを防ぐことと戦略的な提案を行うことの2つの理由があります。
データベース上ではデータが重複していることもあるかもしれません。重複した状態でDMを送付してしまうと、1人の顧客に同じDMが発送されることも考えられるでしょう。そのような無駄と失礼を避けるために名寄せが必要となります。
またそれだけでなく、名寄せを行うことで特定の顧客に適した戦略的な提案ができるようにもなります。情報が整理されていれば、どの顧客にどのような提案を行うべきかが一目瞭然です。つまりDM発送における名寄せは、効率的にマーケティングを実践するため欠かせないものとも言えるでしょう。
DM発送前に名寄せを行う方法
データの整理をする
DM発送前に名寄せを行うなら、まずはデータの整理から始めましょう。
郵便番号は数字7桁の羅列とし、「-」は除いておくと整理しやすく、検索性も高まります。次に氏名の整理です。氏名も名字と名前の間の空白はなしとし、全角・半角が混じっていない状態にしましょう。
もし氏名や住所、郵便番号が空白になっているデータがあれば、DMを発送しても届かない確率が高くなります。そのようなデータはDM発送の対象外として扱えばコスト削減につながります。
郵便番号が正しいか確認する
データとして格納されている郵便番号が間違っていることもありえます。郵便番号が正しくなければ返送されてしまう可能性が高まるため、DM発送前に正しいかどうか確認してください。
確認においては、郵便番号変換ソフトが役立ちます。住所から郵便番号を取得できるため、大量のデータも見直しやすく便利です。
記号が含まれる住所と氏名を抽出する
まれに住所や氏名のデータに記号が含まれることがあります。記号が含まれると正確に印刷されず、発送したところで届かず郵送料が無駄になってしまうかもしれません。
記号が含まれるデータは別途抽出して、確認を行いましょう。
郵便番号と氏名の2つのデータを利用する
データの整理を行った状態で、郵便番号と氏名の2つのデータを利用して、名寄せを行ってください。統一された状態のデータであれば、データの重複を発見しやすくなります。
名寄せを行いDM発送のミスを防ごう!
DM発送における名寄せは、企業にとっての無駄を削減することと、送付先への失礼をなくすことの2つの意味を持っています。データベースのデータは重複していないとは言い切れず、発送前にデータの精査を行わなければなりません。
名寄せを行えば同じ顧客に同じDMが届くことを防げるようになるため、コストの削減にもつながります。今回の記事を参考にしながら、DM発送前の名寄せを徹底してください。
「オンライン」「メーリングサービス」「ダイレクトマーケティング」それぞれにおいて、おすすめの企業を1社紹介します。 DM発送を考えている方はぜひ参考にしてみてください。