圧着ハガキについて解説!
圧着ハガキは、専用のニスやのりを使い、熱や圧力で接着するタイプです。一般的なハガキと比べ、折り方で伝えたい情報を増やせます。圧着ハガキとはなにか、メリットやデメリット、種類も含めてご紹介します。
圧着ハガキとは?
印刷面に専用のニスやのりを塗って、熱や圧力で接着するタイプのハガキで、DMでよく採用されています。大きなメリットは情報量の多さです。通常のハガキでは、一面でしか情報を伝えられません。
圧着ハガキにすると2つ以上に折って増やした印刷面に、伝えたい情報を掲載できます。商品やサービスなどを紹介したいとき、多くの情報量を伝えたいというニーズに応えられるのです。情報量以外にも、セキュリティ面や開封率の高さなどメリットがたくさんあります。
圧着ハガキで送るメリット
圧着ハガキで送るメリットは多数あります。多くの情報を伝えられる以外に、思わず開けたくなるような心理効果、顧客ごとに合わせた情報を伝えられるなどです。具体的にどういうことなのか、圧着ハガキのメリットについて詳しく解説します。
通常ハガキと同じコストで多くの情報を伝えられる
通常ハガキと大きさも面積も変わりないです。しかし、通常ハガキは片面ですが、圧着ハガキなら両面に広告を出せます。郵便代自体は変わりませんが、必要な情報は倍以上伝えられるのです。コスパという点で大きなメリットがあります。
プライバシーやセキュリティを守る
圧着ハガキはプライバシーやセキュリティも強固です。外から中身が見えないですし、折ったり圧着シールで接着したりしているため、受けとる側以外の人がはがせばすぐわかります。情報漏洩は重大なトラブルにつながるため、セキュリティの強さは採用する十分な理由になります。
心理効果的に開封したくなる
受け取った時点では中身の内容がわかりません。予想できたとしても、好奇心から開封して内容を確かめたくなるものです。そのため、通常ハガキやDMと比較すると開封率が高くなります。
どんなにお得な情報を盛り込んでいたとしても、顧客の目に触れなければ話になりません。ハガキを受け取っても、「どうせつまらない内容だ」と決めつけられれば、中身を確認せずゴミ箱行きになりかねないのです。その点、好奇心をくすぐる圧着ハガキは、販促活動という点でメリットがあります。
顧客ごと情報を送信できる
各顧客が求めている情報を効率的に伝えられます。お得な情報であっても、各個人が求めている内容でなければ販促につながりません。すでに購入している商品の情報を伝えても、「また買おう」とはならないものです。
バリアブル印刷は各個人情報に合わせて、画像やクーポン割引額、現状からの乗り換え提案に関する比較情報など、掲載する情報を柔軟に変更できます。その結果、問い合わせや申し込みなどにつながりやすくなります。しっかり見てもらえる可能性が高くなるため販促として有効です。
圧着ハガキで送るデメリット
圧着ハガキにもデメリットがあります。メリットよりデメリットが大きいと感じれば、採用しない選択肢もあるのです。デメリットは、高温多湿や水分に弱い、長期保存がむずかしい、郵便法の細かい規定で料金が割高になることなどが挙げられます。
高温多湿の環境・水分に弱い
高温多湿や水分が弱点です。水に濡れる、高温多湿環境でのりがはがれる、ニスが固まるなどの問題があります。DM発送代行業者に外注を検討しているなら要注意です。圧着ハガキの取り扱いに慣れていない、ノウハウがない業者だと破れるといったトラブルにつながる可能性もあります。
長期保管が難しい
圧着面がデリケートなため長期保存に適していません。効率的な販促を考え、いちどにキャンペーン情報を印刷した圧着ハガキを作成し、効果的なタイミングを狙って発送しようと考えたとします。その結果、一部の圧着ハガキが使用されないまま長期間経過し、いざ発送段階で圧着面が破れていたとなっては目も当てられません。
想定以上のコストがかかることがある
通常ハガキと変わりないように見えますが、実は紙を多く使用します。紙質やインク量次第で重量が超過するリスクがあるのです。もし重量超過なら第二郵便物のハガキとして認められない場合があります。表記と加工も規定があるため、その点で郵送料金が高くなる場合があるのです。
圧着ハガキの種類
圧着ハガキはV型、N折(Z型)往復横Z型、L折型、往復8面展開型などさまざまです。各タイプについて解説します。
V折圧着ハガキ
V型は長方形のハガキを2つ折りにしたタイプです。日本では多く採用されているタイプで、通常ハガキに比べ、およそ3倍の面積があります。DMやクーポンの案内、請求書や領収書、利用明細など、さまざまな用途で採用されている定番のタイプです。
N折(Z型)・往復横Z型圧着ハガキ
N折(Z型)は通常はがきに比べ、およそ5倍の情報を掲載できるタイプです。2つ折りで、アルファベットのNやZのような形になります。情報量は多くても郵便料金は通常ハガキと同じで、コスパ面でお得感があり、V型の次に多く採用されているタイプです。
また、往復タイプもあります。たとえば、同窓会、パーティなどで採用される往復ハガキでは、「参加・不参加」を選べるようになっています。横型のため形状が珍しく、受け取った相手も中を見たくなるのがメリットです。
L折圧着ハガキ
L折型は、主に商品の注文やプレゼントの応募、アンケート回収で採用されており、V型に返信用ハガキが付いているタイプです。通常の往復ハガキと同じ郵便料金ですが、約2倍の情報を伝えられます。顧客が返信用ハガキを別途用意しなくていい点もメリットです。
往復8面展開型
圧着ハガキの中で面数が1番多いタイプです。L型と同じく4面ですが、すべてはがすと8面になります。とくにDMでの採用で多いタイプです。
情報を記載する箇所が8面あるため、伝えたい情報を存分に掲載できます。売り上げアップを目指している新商品のマーケティングでも有効です。うまくいけば封書DMと同様の効果も得られます。ただし、8面ですから制作コストはV型やZ型などよりも割高になりがちです。
往復冊子型
通販DMでよく採用されているタイプです。横長で面積が広く、ページを複数に分けているため、多くの情報を掲載できます。カタログのような感じで複数の商品情報を伝えたい、案内したいといったニーズに適しています。往復タイプと同様に返信ハガキも付けられます。
単純に商品情報案内だけだと物足りない、競合と差別化を図りたいときに向いているタイプです。
圧着ハガキが密着している仕組み
圧着ハガキは、ニスやのりで密着しています。ニスは「UVニス」を使っています。はがすと面に光沢が入っているように見えますが、あれはUVニスを使用しているからです。ハガキに内容を印刷後、UVニスを塗り、熱と圧力を使って、ニス同士の状態を変化させて密着しているのです。
「ニスさえあればいいんだな」と思いがちですが、残念ながら専用ニスを使用しないと密着しません。
圧着ハガキを何度でもくっつけることはできる?
圧着ハガキは1度はがすとくっつきません。もし手元にあるなら試してみてください。圧着はUVニス以外に、ppフィルムや特殊なのりを使用したものもありますが、どのタイプでも1度はがすと再度くっつけることはできません。
圧着させるには強い熱や圧力が求められます。圧力に関しても、人間の力や重い物を乗せる程度では密着しないのです。そのため、他の誰かがはがせばすぐにわかります。
圧着ハガキでDMを送ろう
圧着ハガキは情報量の多さ、セキュリティの強さ、好奇心からくる開封率の高さ、という複数のメリットがあります。反面、水や高温多湿への弱さ、長期保管ができない、郵便法の規定次第で通常ハガキより割高になる、といった注意点もあります。
メリットとデメリットを検討した上で、圧着ハガキを使ったDMにするかどうか判断しましょう。当サイトは圧着ハガキDMを取り扱う発送代行会社を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
「オンライン」「メーリングサービス」「ダイレクトマーケティング」それぞれにおいて、おすすめの企業を1社紹介します。 DM発送を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

引用元:公式HP
https://dm.raksul.com/
嬉しい値段設定
●やり取り回数を減らし
翌日発送

引用元:公式HP
https://www.adotsu.co.jp/dist/
顧客の要望に柔軟に対応
●数万~数十万の
DM発送が可能