DMとポスティングの違いを解説

販促方法のひとつとして、広く支持されているのがポスティングとDMです。ポスティングとDMは似ているようですが、それぞれに異なる特徴があります。ここでは、DMとポスティングの違いについて詳しく解説していきます。

目的に合った販促方法を選んで、より効果的な集客を目指しましょう。

DMとポスティングはどう違う?

DMとポスティングは、目的が異なります。

DMはターゲットを絞って発送するため、リピーターの獲得が期待できます。訴求力が強く、高い宣伝効果を見込める方法です。

対して、ポスティングは広い対象者に向けて配布するため、ターゲットをピンポイントに絞ってアプローチすることができません。

ターゲットを絞る分、顧客に読まれる確率やレスポンス率は、DMのほうが高いといえるでしょう。ポスティングのレスポンス率は高いとは言えませんが、不特定多数に向けて配布するため、新規顧客の獲得が期待できます。

DMの特徴

DM(ダイレクトメール)とは、顧客の住まいに向けてはがきや印刷物などを発送する方法です。DMを発送するには住所が必要なため、顧客住所を所有している顧客が対象となります。

クーポンの配布やセール情報などのお知らせに使用されることが多く、顧客に合わせたマーケティングができるため、より効果的な展開が可能です。

DMには、はがきや封筒などの形式があります。コストが安いのははがきですが、内容物がある場合などには封筒でのDM発送も用いられます。

ポスティングの特徴

ポスティングは、住宅のポストへ宣伝物を直接投函する方法です。配布はエリアごとに広く行われ、特定の住所に充てた郵便物ではないため、ターゲットは絞られません。

ポスティングでは、チラシや封筒、はがきなど、さまざまな形式の広告が配布されます。

人口の多い地域ほどコストが安くなり、1枚当たり2円程度で配布可能です※1。人口の少ない地域でも5円程度で配布できるため、DMと比較すると配布コストを大幅に下げることができます※1。

※1参照元:株式会社DEECH_DMとポスティングの違いとは?それぞれの特徴と向いているケース

その他、DMとポスティングの違い

不特定多数の住宅に配布するポスティングは、チラシを必要としない人にも配布する可能性があるため、DMよりもクレームリスクが高くなります。

顧客に読まれる確率やレスポンス率については、DMのほうが高くなります。

DMとポスティングは、郵便物でマーケティングを行うという手法は同じです。しかし、目的や宣伝したい内容によって、手法を選ばなければなりません。

ターゲットとなる顧客が違う

DMはターゲットに向けて発送するため、顧客への訴求効果が高くなります。一方で、ポスティングは不特定多数に向けて配布するため、特定のターゲットにアプローチすることが難しいでしょう。

リピート顧客の獲得にはDM、新規顧客の獲得にはポスティングが向いているといえます。

DMで新規顧客を獲得する場合、顧客の情報が必要です。DMで新規顧客の開拓に取り組みたいときは、無記名でエリア内に郵便物を届けられる「タウンメール」や「タウンプラス」といった郵便局のサービスを利用することもできます。

かかるコストの違い

DMは、はがき1通でも60円程度の費用が掛かります。圧着はがきや封書DMになると、100円程度かかることもあります。※2

一方で、ポスティングは1通当たりの単価が安く、発行部数が多いほど1通単価が安くなります。

人口の多いエリアで大量に配布する場合には、1通2円程度で作成できます。※2

※2参照元:株式会社DEECH_DMとポスティングの違いとは?それぞれの特徴と向いているケース

閲覧率と反響率の違い

DMとポスティングでは、閲覧率と反響率にも違いがあります。

閲覧率・反響率が高いのはDMです。DMは宛名付きでターゲットに向けて届けられるため、リピート顧客の獲得も期待できます。

ポスティングは、広い範囲に向けて販促活動を行うことが目的です。そのため、相手がターゲットではない可能性も高く、アクションが起こされないケースも多々あります。

クレームが発生するリスクが違う

クレームの発生リスクが高いのは、ポスティングです。

ポスティングのクレームで多いのが、ポスティングが禁止された場所への無断投函です。集合住宅などでは、住民に不審に思われることもあるでしょう。

集合住宅でポスティングを行う場合は、管理人に挨拶をしたり、周辺にチラシを散らかしたりしないように注意しましょう。配布禁止の場所では、投函しないことも大切です。一度クレームが入った場所は避け、再度投函しないように気を付けましょう。

一方で、DMは特定のターゲットに向けて発送するため、クレームリスクは低くなります。しかし、ターゲットを絞って発送することで個人情報の漏洩を連想させてしまうこともあります。広告を必要としない人に届いてしまった場合には、「必要ないのに広告が来た」というクレームに発展するケースもあるでしょう。

DMかポスティングかで迷ったときは、違いや特性を理解したうえで、目的に合わせて取り組むことが大切です。

DMが向いているケース

ここまでDMとポスティングについて解説してきました。ここからは、DMが向いているケースを、具体的に説明します。

リピートのお客様を増やしたい場合

リピートのお客様の獲得を目指すのであれば、DMがおすすめです。DMを利用して、キャンペーンのお知らせやクーポンの配布、お礼のメッセージなどを送ることができます。

DMは反応率が高いため、顧客のニーズに合った情報を提供すれば、大きな反応が期待できます。また、定期的にサービスを思い出させることで、顧客に好印象を与えることにもつながるでしょう。

キャンペーンをお知らせする場合

キャンペーンのお知らせや、ターゲットに合わせたお知らせの提供にも適しています。

商品の購入やサービスの利用から期間が開いている方にも、再度サービスをお知らせし、キャンペーンへと誘導することができます。

ターゲットがいつ商品を購入したのか、金額はいくら利用したのかを把握・分析することで、より訴求効果の高いお知らせを届けることができます。

サンプル配布をする場合

DMでは、チラシ以外にもサンプルや試供品を送付することができます。ターゲットが興味のありそうなサンプルを配布し、実際に使用しもらうことで購入につなげることができるでしょう。

興味があっても購入に踏み切れない方は、サンプルを使用することで購入を決断できるかもしれません。

サンプルの配布はポスティングでもできますが、DMのようにターゲットを絞って配布することで、費用対効果はより高くなります。

ポスティングが向いているケース

続いて、ポスティングが向いているケースについて詳しく解説していきます。

新たな顧客を開拓したい場合

広い範囲に向けてチラシを配布するポスティングの場合、新規顧客の開拓に向いています。まだサービスや商品を知らない顧客にも、ポスティングを通じて情報を提供することが可能です。

ただし、ポスティングは反応率が高くないため、無作為に配布しても効果を得られない可能性があります。費用対効果を高めるコツは、ある程度のエリアとターゲットを絞ることです。

さらに、レイアウトを工夫し、チラシを読んでみようという気持ちにさせることも大切です。

エリア(地域)の顧客を獲得したい

地域の顧客を獲得したい場合にも、ポスティングが向いています。地域密着型のお店やサービスなど、エリア内の顧客をターゲットにする場合は、ポスティングのほうが効果的です。

エリアごとにある特色を絞り込んで配布することで、そのエリアに特化した販促活動を行うことができるでしょう。

経営の安定を目指すには、地域の顧客を獲得することが大切です。

ノベルティを配布する場合

ノベルティの配布にも、ポスティングがおすすめです。DMで梱包が難しいものも、ポスティングなら簡単に配布することができます。

地域限定のクーポンや、店名の入った粗品を一緒に配ることで、知名度の向上と顧客の獲得を目指します。広い範囲に配布するため、新規顧客の獲得が期待できるでしょう。

ノベルティを一緒に配布することで、会社の存在をアピールすることができます。

違いを把握して目的に合ったアプローチを選びましょう

DMとダイレクトメールの異なる特徴について解説しました。既存顧客のリピート獲得を目的としたDMと、顧客の新規開拓を目指すポスティング。それぞれにメリットとデメリットがあるため、目的に応じて使い分けることが大切です。

クレームにつながりやすいポスティングは、実績と経験豊富なポスティング会社に依頼すること。DMは閲覧率と反響率を高めるためにも、専門の業者に相談することが大切です。

DMとポスティングの違いを把握して、目的に合ったアプローチ方法を選べば、より反響率の高い販促活動を行うことができるでしょう。

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