DM作成の費用

目次

本記事では、DMの企画から発送までにかかる費用の目安、工程ごとの費用相場などを独自にまとめて掲載しています。

DM作成の外注を検討しているものの、相場がわからず依頼先を選べないと困っている担当者は、判断材料としてご活用ください(2025年10月時点・すべて編集チームによる調査情報)。

DM作成費用の全体像を
理解する

DM作成の流れと主な費用項目

DM作成は主に5つの工程で構成されます。工程ごとに、外注費用の相場とレンジをまとめました。費用は、印刷物の形態(サイズ・封入物)、印刷手法や発送通数、デザインの難易度などによって変動します。

内訳 相場 レンジ
企画・デザイン費 1企画あたり約30,000円 1企画あたり約8,000~100,000円
印刷費 1通あたり約60~150円 1通あたり約15~150円
宛名印字費 1通あたり約4円 1通あたり約2~8円
送料 1通あたり約60~100円 1通あたり約40~150円
分析・レポート費 1企画あたり約50,000円 1企画あたり約30,000~100,000円

見積もりの妥当性を見極めるには、事前にDMの規模感や種類を決めておくことが大切です。万が一予算を超えても、どの工程を外注・内製するか決めやすくなるでしょう。

また、外注費用のほかに封筒・用紙代(資材費)がかかります。1通あたりの費用は、普通はがきの場合80〜100円、圧着はがきは100〜230円、封書は100〜180円が目安です。各費用はサイズ・仕様・印刷方法・発送条件などにより変動します。

1通あたりのコストと
規模別の単価感

企画から分析までにかかる1通あたりのコスト目安を、DMの形態(サイズ・封入物)と印刷・発送する規模別にまとめました。

多くの事業者が小規模(〜1,000通)・中規模(約10,000通)・大規模(50,000通〜)の区分で料金表や割引条件を設けています。通数が増えるほど印刷や送料は安くなり、企画・分析の一括費用も薄まるので、まとめて依頼したほうがお得です。

DMの形態 1,000通 10,000通 50,000通
普通はがきDM 約154円/通 約121円/通 約106円/通
圧着はがきDM 約229円/通 約196円/通 約181円/通
封書DM(A4+封筒) 約204円/通 約171円/通 約156円/通
※1,000通の単価は下記の合計金額です。10,000通は送料のみ25%割引、50,000通は送料のみ40%割引と仮定して算出しています。
【1】資材費:普通はがき90円/圧着はがき165円/封書140円(各中央値)【2】印刷費:90円(中央値)【3】宛名印字費:4円(中央値)
【4】送料:80円(中央値)【5】企画費:30,000円(相場)÷発送通数【6】分析・レポート費:50,000円(相場)÷発送通数

企画・デザインにかかる
費用の考え方

デザイン費の相場と変動要因

DMの企画立案からデザイン作成での費用相場は約30,000円です。はがき片面なら8,000~20,000円、A4片面なら10,000~30,000円程度の価格帯が一般的。両面デザインやオリジナルコピーを含む場合は、最大で100,000円程度まで上がります。

費用が変動する要因は、デザインの複雑さ、写真加工やコピーライティングの有無、修正回数、テンプレート使用の有無など。見た目を整えるだけでなく、訴求内容やブランドの印象を左右する重要な工程であるため、見積もり時には依頼範囲を明確にしておくことが大切です。

ROIを高める
クリエイティブ投資

デザインの質は開封率や反応率に直結するため、単なる「見た目を良くするためのコスト」と軽視するのは危険です。印象に残るビジュアルやコピーは、受け取った人の感情を動かし、行動(問い合わせ・購買)につなげる力を持ちます。

成果を生み出すための「投資」と捉え、ターゲット心理に響くクリエイティブを重視することで、ROI(費用対効果)を高めましょう。

印刷から発送までの
実務コスト

印刷仕様と色数による
費用の違い

1通あたりの印刷費は、はがきサイズなら約60円、封書DMは約150円が相場です。印刷する紙の種類やサイズにより変動するほか、印刷方式や色数も費用に影響します。

通数が少ないなら、カラーとモノクロの金額差が少ないオンデマンド印刷を選ぶのがおすすめ。通数が多いなら、部数が増えるほど安くなるオフセット印刷を採用することで、1枚あたり15~25円程度まで下がるケースもあります。

また、デザイン表面だけをカラー、裏面をモノクロにするなど、予算に応じて色数を工夫するのも良いでしょう。

発送規模別・形態別の
単価比較

DMの形態(サイズ・封入物)で、最もコストを抑えられるのは「普通はがき」です。情報を記載できる範囲は限られますが、はがき本体の単価(目安)を1通あたり80〜100円に抑えられます。

次にコストを抑えられるのは「圧着はがき」です。印刷面を圧着加工(のり付け+圧力)で貼り合わせたもので、プライバシー性が高い反面、普通はがきよりは費用がかさみます(本体単価:1通あたり100〜230円)。

最も高いのは、パンフレットや申込書を封筒に入れる「封書DM」です(本体単価:1通あたり100〜180円)。伝えられる情報量やデザインの自由度が高く、その分費用もかかります。

いずれも発送規模が大きくなればなるほど送料割引が適用されるため、スケールメリットを意識し、定期発送や一括依頼でコストを抑える設計を行うと効果的です。

宛名印字とデータ管理の費用

宛名印字・データ処理の
基本コスト

宛名印字の費用は印字方法によって変わります。封筒やはがきに直接印字する場合は1通あたり2~5円ラベルに印刷して貼り付ける場合は1通あたり3~8円程度が目安です。プライバシーを守るために目隠しシールを使う場合、追加で5~10円ほどかかります。

コストを抑えたい場合は、宛名を中の用紙に印字し、窓あき封筒から見せる方法が有効です。大量発送時は住所の重複や誤りを自動で検出するサービスを利用することで、無駄な印刷や発送を防げます。

データ精度向上で
発送ロスを防ぐ

宛名印字を依頼するには、送付対象リスト(宛名データ)の用意が必要です。リストに重複や不備があった場合、印字費や送料が無駄になるのはもちろん、DM自体が顧客に届かない問題や宛先ミスによるクレームが発生する可能性もあります。

発送ミスや印刷ミス、トラブル対応を避けたいなら、宛名印字と併せてデータクレンジング(住所整備・重複排除・不達削除)も依頼するのがおすすめです。追加のコストはかかりますが、正確な宛先管理によって発送ロスを防ぎ、DMの効果と費用対効果(ROI)の両方を高められます。

分析・効果測定にかかる費用

ターゲティング支援と
リスト購入費

DMの成果を高めるには、「誰に届けるか」の設計が欠かせません。活用できる方法としては、法人リストの購入やターゲティング支援などが挙げられます。

一般的な法人リスト購入費の相場は1件あたり7~10円です。中にはAIを活用して、ターゲット選定からデータ分析、配信まで一括で対応しているDM制作会社もあります(5,000通依頼の単価:1通あたり約300円、10,000件以上依頼の単価:1通あたり200円)。

予算と照らし合わせたうえで、自社の既存顧客データを活用するのか、外部のリストを購入するのか、ターゲットの選定からすべて任せるのか決めましょう。

効果測定・レポートの
コスト感

DM施策を改善するには、継続的な効果測定が必要です。発送完了や投函報告を無料で対応しているDM制作会社は珍しくありませんが、分析やレポート作成を依頼する場合は別途費用が掛かります。

QRコードの読み取り率やエリア別反応率を分析した詳細なレポートの場合、5万円以上かかることも。一通ごとにDMの追跡や配達確認を行う場合は、1通あたり数十円の追加費が発生します。

短期的には負担に見えるコストですが、次回以降の施策精度を高め、反応率を上げるための重要な投資です。継続的な効果測定が、DM施策を成功に導く鍵となります。

DM費用を最適化する
3つのポイント

目的に合わせた投資配分を
設計する

DMの目的によって、費用をかけるべきポイントは異なります。例えば、新規顧客の開拓を目的とするなら、リストの購入やターゲティング分析に予算を割くべきです。

一方で、ブランドの認知拡大や既存顧客への再訴求が目的なら、デザイン品質や印象に残るコピーライティングへの投資が効果的。目的と施策の関係を整理し、限られた予算をどこに集中させるかを可視化することで、DMの費用対効果を最大化できます。

一括依頼とスケールメリットを活かす

DM作成は、複数の業者に分けて発注するよりも、企画から印刷・発送までを一括で依頼したほうが効率的です。一元化することでディレクションコストを削減でき、まとめ発注によるボリュームディスカウントが適用される場合もあります。

また、発送部数が多いほど印刷費や送料の単価が下がるため、長期的なDM施策を見据えた計画的な発注が有効です。単発依頼ではなく、年間スケジュールをもとに一括見積もりを取ることで、全体コストを抑えながら品質を維持できます。

測定と改善でROIを
最大化する

DMは「送って終わり」ではなく、配布後の効果測定と改善がROI向上の鍵を握ります。QRコードの反応率や地域別の開封率、問い合わせ数などを分析し、反応の高いセグメントやデザイン要素を次回施策に反映させましょう。

データを蓄積し、仮説検証を繰り返すことで、費用を抑えながら成果を伸ばせます。反応率1%の改善でも、通数が多いDMでは大きな成果になります。

目的から逆算して、
費用を「成果」に変える

DMを作成する際、目先の安さだけで外注先を選ぶのは危険です。DMを活用する目的を前提として、単純なコスト比較ではなく費用対効果を重視しましょう。

いつまでにどれだけの成果を達成するのか決め、達成するために必要な施策の優先順位をつけ、予算の範囲で投資を惜しまないことが成功につながります。

POINT
成果のためには
専門会社に依頼するのも手

成果が出るDMを生み出すには、クリエイティブやアイディアなども重要ですが、経験・知見も重要です。自社だけでそこを補って行こうとすると、多大な労力を求められます。

そこで活用したいのが、DM制作代行会社です。当然費用は自社で行うよりもかかりますが、成果に向けた正しいアプローチが可能になります。

もちろんどの会社でも良いわけではなく、自社が求める“成果”を明確にし、そこを得意とするDM制作会社に依頼をすることこそ、成功への近道。たとえばPDCAを回しながら自社のマーケティングの最適解を探したい、単発DMでブランドを印象付けたい、休眠顧客に再度痛烈なアプローチをしたい…。

このメディアでは、そんな部署によっても異なるDMの目的やゴールを叶えるために、各社の得意領域を分析し、おすすめの企業を選定しています。ぜひご覧ください。

編集チームによる調査情報の参考サイト

ジャパンメール公式HP(https://www.japanmail.co.jp/column/4825.html
debono公式HP(https://debono.jp/5974
サードパーティー公式HP(https://e-3rdparty.com/news/dm-tips/5137/
DM発送おまかせ便公式HP(https://dm-ya.just-shop.jp/service/postcard.html
DM診断公式HP(https://dm.bpsinc.jp/dmlp/
PRONIアイミツ公式HP(https://imitsu.jp/cost/dm/
NEXLINK公式HP(https://dm.nexway.co.jp/blog/88
ダイレクトリーチ Pro公式HP(https://directserchpro.net/pricing
部門別
おすすめDM制作
代行会社3選

制作会社はそれぞれ得意にしていることが違い、
自社の目指す成果を得意としている会社に依頼をすることがDM施策の効果最大化のための第一歩です。

マーケティング部門CVRなど
数字を徹底追及する
DMに強い!
スルーパス
   スルーパスのHPキャプチャ画像
引用元:スルーパス公式HP(https://www.kikudm.com/)
おすすめの理由
  • 特許取得※1の機械学習モデルを用いて、発送前にCVRを予測。
  • 過去施策の管理・分析を行うシステムを提供し、どの要素が結果に効いているかを可視化。数字で徹底的にPDCAを回す。
リスト作成 対応可
参考価格 50万円~
広報・宣伝部門ロイヤリティ・
ブランド向上の
DMに強い!
フュージョン
   フュージョンのHPキャプチャ画像
引用元:フュージョン公式HP(https://www.fusion.co.jp/service/dm_fullservice)
おすすめの理由
  • 全日本DM大賞を15年以上連続で受賞し、直近では 7年連続金賞に輝く※2。アシックス、高島屋など大手企業のDM施策を多数担当。
  • A/Bテストを前提としたDM設計で、感覚だけに頼らないこだわりを実現する。
リスト作成 不可
参考価格 220万円~
EC・通販部門購買意欲を刺激する
ギミックを仕込んだ
DMに強い!
ガリバー
   ガリバーのHPキャプチャ画像
引用元:ガリバー公式HP(https://www.gulliver.co.jp/)
おすすめの理由
  • 化粧品や健康食品向けに「サンプルinメール®」を自社開発。試供品を直接体験できるDMを提供する。
  • 休眠顧客の呼び戻しのため、圧着DM・パウチ封入DM、ギミック付き封筒など「開けたくなる」オリジナルDMも。
リスト作成 対応可
参考価格 要問合せ
※1参照元:スルーパス公式HP(https://www.kikudm.com/)※2参照元:フュージョン公式HP(https://www.fusion.co.jp/service/dm_fullservice)(2025年10月1日調査時点)
DM制作のイメージ

部門別おすすめ

DM制作代行会社3選